「律宮鴫」と「沙砂」の違い

…いやぁ、緊張したわぁ、ほんまに。
外見は取り繕ってるように見えても、内心は
心臓ばくばくモンやで。…——ぃやぁ、寿命縮まったわ。

けど、本当に久々やったよ。取り繕う事が。
作り方すら忘れていると思ったんやけど
案外覚えているもんやねぇ…。　…や、違うな。
忘れたかった、のかも知れへんけど。

それでも、咄嗟にまだ出てまぅんやね。
けど、願うんやったら、此で最後にしたいんよ。
何度も言うけど、今のわいは沙砂やから……って
此の発言こそが、面しかしたら逃げている証拠なのかも
知れへんけどね？　けど、もうあの家には戻れへんし、戻らへんよ。

ずっと、一生掛けて側に居たい相手が、居るからね。
今回もずっと、彼は唯彼として、隣に居てくれた。

律宮鴫は死んで…——嗚呼、でも、その死んだ筈の三男坊の名前で
実家の通帳に多大な金が振り込まれとったら、矢っ張り驚くんかね。
…その様だけは、こっそり観察したいかも知れへんけど。

まぁ、親泣かせな堕落息子の、最初で最後の親孝行、という事にしといて？　

…ぅん？　嗚呼、勿論嫌みやけどなー（ははは）

増えました

や、何がって。　　

…連れ子が。然も二匹。合計四匹。然もお化け。
瞬く間に賑やかになる家。居候の身なんに、何だか
申し訳ないんやけど……何、そんな拗ねんで？

わいが好きなんは、あんさんだけやで？
喧嘩したいってあんさんが言うなら、幾らでもしよ？

取っ組み合いでも殴り合いでも…や、余り想像出来へんけどな？

…どうなんやろ。

まぁ、平和な侭でのんびりまったり進んでくんも、悪く
ないんやけどなぁ…。家は、賑やかになったけど。

ピンクの冷蔵庫とプロポーズ

同居始めました（冷やし中華始めました、的なノリ希望）

連れ子は冷蔵庫と小さな黒猫。…や、わい、どっちも産んだ覚え
ないんやけど。誰かに産んで貰った記憶も無いんやけど。

…ってか、よぉ考えてみたら、どっちもあの子から押し付けられた
生き物やん。…あの脳天気なトラブルメーカーめ（精一杯の暴言）

けど、それを普通に受け入れるあんさんも、どうかと思う、ねんけど。

…まぁ、えぇやね。それだけ優しい人と一緒になれた、いう事やから。


…ぅん。賑やかで、幸せな日々。悪く、ないかも知れへんね。