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過去。ユイカイは他キャラとは違って全く独立している
(関係性がない)ので「ユイカイ」に限っては過去もSSも
出逢った人々の履歴も全て「ユイカイ」のカテゴリーに
纏めます。…そういえば、他キャラは全て持ってる
「ペット」も此奴にはいないな(笑)
*****************************************************************************
棄てられていた仔猫、心優しいコドモに拾われた。
コドモはネコを可愛がり、ココロの内を何でも告げる。
好きな女の子のこと、腹が立つ大人のこと、友人との喧嘩——
ネコはコドモの役に立ちたくて、言われる言葉を全て食した。
コドモは何時しか、ネコにココロ打ち明けることで楽になる。
ウラミネタミニクシミ、全てが無くなり何時でも幸せでいられた。
広がる噂、向けられる多彩な人物の多彩な感情。
——ネコは食べた。必死に食べた。懸命に食べ続けた。
カイヌシが悦ぶから、みんなが笑うから。「心軽くなった」と笑うから。
されど、何時しか訪れる限界。キャパを越えて国中に広がる
ウラミネタミニクシミ。徐々に病む人々は再び憎み始める。
——ネコを、憎んだ。八つ裂きにして、暗い土の中に埋めた。
暗い土の中それでも、ネコは死ななかった。深い土の中、ただ「食物」を求めた。
やがて、ようやっと土中から這い出た時、憎悪の殺し合いで潰し合った国人達は
全滅していた。残った残留思念を食べて、食べて、食い尽くし、それでも求め———
ネコは、餓死した。
されど、再び生き返ることが出来た今。
その心は、少しばかり、壊れていたけれど———
実のところ、ネコは魔の血を引くネコ型をした魔物。
人間に苛められて殺されたネコ達の怨念や思念が渦巻いて
巨大化して、新たなバケモノとなって蘇った。
人の優しさを受け、普通のネコとして生きられるかどうかの
瀬戸際で、再び怨念思念のドス黒い感情を受け、また魔物と
しての力を付けた。例え死んだとしても、人々の黒い感情を
その身に受けることにより、また復活する。
優しさを受ければ、きっと普通の変哲無い穏やかな「ネコ」になれる。
——だけど、人々のドロドロした感情を喰らわないと生きていけない、矛盾。
「喜怒哀楽」のうち、「喜」と「楽」以外はとてつもなく薄い。
恐らく怨念に心潰されないための自己防衛手段。
痛みにとんでもなく鈍いのも、多分そう。
「餓死」に対してのみめちゃくちゃ怯えるのは、此の世界で生きていたいから。
だけど、たまにあっけなく生を手放そうとする。——矛盾。
「お気に入り」という認識はあっても、「アナタだけは特別」という感情は
まだこの心に生まれていない。理由。——優しいモノばかりに触れていたら
食事がしにくくなってしまうから。生きづらくなってしまうから。
気に入ったモノは、自分の手で傷付けたい。そして、傷付けて欲しい。——歪。
(関係性がない)ので「ユイカイ」に限っては過去もSSも
出逢った人々の履歴も全て「ユイカイ」のカテゴリーに
纏めます。…そういえば、他キャラは全て持ってる
「ペット」も此奴にはいないな(笑)
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棄てられていた仔猫、心優しいコドモに拾われた。
コドモはネコを可愛がり、ココロの内を何でも告げる。
好きな女の子のこと、腹が立つ大人のこと、友人との喧嘩——
ネコはコドモの役に立ちたくて、言われる言葉を全て食した。
コドモは何時しか、ネコにココロ打ち明けることで楽になる。
ウラミネタミニクシミ、全てが無くなり何時でも幸せでいられた。
広がる噂、向けられる多彩な人物の多彩な感情。
——ネコは食べた。必死に食べた。懸命に食べ続けた。
カイヌシが悦ぶから、みんなが笑うから。「心軽くなった」と笑うから。
されど、何時しか訪れる限界。キャパを越えて国中に広がる
ウラミネタミニクシミ。徐々に病む人々は再び憎み始める。
——ネコを、憎んだ。八つ裂きにして、暗い土の中に埋めた。
暗い土の中それでも、ネコは死ななかった。深い土の中、ただ「食物」を求めた。
やがて、ようやっと土中から這い出た時、憎悪の殺し合いで潰し合った国人達は
全滅していた。残った残留思念を食べて、食べて、食い尽くし、それでも求め———
ネコは、餓死した。
されど、再び生き返ることが出来た今。
その心は、少しばかり、壊れていたけれど———
実のところ、ネコは魔の血を引くネコ型をした魔物。
人間に苛められて殺されたネコ達の怨念や思念が渦巻いて
巨大化して、新たなバケモノとなって蘇った。
人の優しさを受け、普通のネコとして生きられるかどうかの
瀬戸際で、再び怨念思念のドス黒い感情を受け、また魔物と
しての力を付けた。例え死んだとしても、人々の黒い感情を
その身に受けることにより、また復活する。
優しさを受ければ、きっと普通の変哲無い穏やかな「ネコ」になれる。
——だけど、人々のドロドロした感情を喰らわないと生きていけない、矛盾。
「喜怒哀楽」のうち、「喜」と「楽」以外はとてつもなく薄い。
恐らく怨念に心潰されないための自己防衛手段。
痛みにとんでもなく鈍いのも、多分そう。
「餓死」に対してのみめちゃくちゃ怯えるのは、此の世界で生きていたいから。
だけど、たまにあっけなく生を手放そうとする。——矛盾。
「お気に入り」という認識はあっても、「アナタだけは特別」という感情は
まだこの心に生まれていない。理由。——優しいモノばかりに触れていたら
食事がしにくくなってしまうから。生きづらくなってしまうから。
気に入ったモノは、自分の手で傷付けたい。そして、傷付けて欲しい。——歪。
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